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黒猫ブログ

ドラゴンプロフェットがサービス終了いたしましたのでブログ名を変えて載せてゆきます。

第三章【厄介者?】

 あれから・・・いや、父と父のドラゴンがなくなり元母であった人を殺した日から約半年近くたった。

俺には行き先がない。だから、どこにも行く当てがないから適当にどこかに散策に行ってはアーティシア近くの山で野宿の繰り返しをしてる。

正直・・・飽きた。だが、目的もなしにふらつくのは死ぬのと一緒だ。それに、一応アーティシアにとどまってる理由もある。

一つ目は、黄昏の育成。二つ目は、情報収集。三つ目は・・・まぁ、これはおまけだが他のドラゴンの入手。この三つの理由があるから俺はここを離れない。いや、離れられない。

まぁ、でもそのおかげで黄昏は強くなったし珍しいドラゴンだからかは知らないが人語を理解してるだけでもすごいが人語を話せるようにもなった。

父のドラゴンで片言だが話しているのを見たから驚きはしないがすらすらと話す様子を見て若干の疑問はある。

なので、聞いてみた。

「なぁ、黄昏。なんでお前はそんなにすらすら話せるんだ?」

「あぁ、主はそれでお悩みになられていたのですね。私の場合は特殊ですが学会の方でたまにドラゴンの卵が不足する時があるのです。しかし、増やすにもドラゴンにも繁殖期がございますから容易に増やせないので、時折数合わせのために野性を捕獲しよくわかりませんがドラゴンには無害な液体を使って卵に戻しているのです。ですから、たまに卵に戻された野生のドラゴンが出てくるのです。」

「黄昏みたいなものがか?」

「そうです。なので、生まれたてのものより長く生きている野生のものの方が人語を話すことが可能なのですよ。」

「なるほどね。」

黄昏の話は理解できた。

簡単に言うと野生のドラゴンでも近くには人がいてその人たちの人語をずっと聞いてるから生まれたばかりのドラゴンよりも人語を理解するのが早くそれでいて話すもの早く可能になるということ。

しかも、最近は学会が飼育しているドラゴンたちの卵を産む頻度も野生の卵を入手することも減ったし難しくなったらしい。

理由は、バイトドラゴンどもの仕業らしいが俺は関わりたくはない・・・昔を・・思い出すから・・・。

まぁ、そんなわけで今は大体のが野生で捕まえたドラゴンを卵に戻したものらしく人語の理解も今まで以上に早いというう。

それで、俺は学会から卵をゴールドと交換してもらえるだけ貰った。正直、バカなことしたとは思ってるけど野生のものをじかに捕まえるのは時雨だけと決めていたのでこの結果だ。

訓練を終わった黄昏と卵を抱えて何時も野宿している山に行こうとアーティシアの広場を歩い居てた。そしたら・・・あんな奴に会うなんて・・・

 

 

 

 

アイツは、俺と会ってからは会うたびに絡んでくる。

正直言って俺のやりたいことの邪魔・・・。そして今日も、あいつが来た・・・。

「よぉ!まぁた、今日もしけた顔してんな。」

「うっさい、だまれ。お前に言われる筋合いはない。」

「まぁた、そうやって警戒してぇ~。それに、俺はお前じゃない!クロトだ!」

「あっそ、それで今日は何だ??」

「ん、今日はね~・・・あれ?なんだっけ?」

はぁ、しつこいのはいいが用事を忘れるのはいつものことだがこいつは本当に冒険者か?と思いたくなる・・・。

「クロトよ。今日は、黒狼殿を誘ってダンジョンに行くのだろう??」

「あ!そうだった、ありがとねすっぽん。」

そして、相棒のスポイクのすっぽんというドラゴンにフォローされて思い出し俺に期待のまなざしを向けてくる・・・・正直、今日はゆっくり過ごしたかった、だが、こいつはうんというまで引き下がらない。

「はぁ・・・全く。俺は忙しいから他を当たれ。」

「い~や~だね~。まぁた、今日も黒狼がハイというまで居座ってやるし」

断わってもこれだ・・・。仕方がないから俺が折れるの毎日・・・

「わぁったよ。付き合ってやる・・・で、どこに行くんだ??」

「お!よっしゃ!!じゃあ、近くのアライナスの巣にでも行こうぜ!」

こいつはいつもそうだ。何故か、俺の身を案じるのか簡単なところにしか行かない。

それでも、仕方がないから付き合ってやる。そして、それで今日も終わる。

「いや~、今日も楽しかった!」

アイツは満足そうに微笑んでる。かなりのドラバカで親ばか・・・

「で、思ったがなんでいつもアライナスの巣なんだ??」

聞きたくなった。なぜいつも簡単なあそこなのか・・・・・

「そりゃあ、強いとこ行きたいけどさ行ったら遠いだろ?俺は、冒険者だからどこで寝ても大丈夫だけど。黒狼は、まだなにかに未練があるように見える・・・。」

はぁ・・・こいつはなぜかこういうところがお人よしで勘が鋭い・・・。

そうだ、俺はまだ未練を抱えてる。本当にあれでよかったのかと・・・

「まぁ、俺は深くは聞かねぇけどさ。過ぎたことを考えたままだと・・・行くべき先が見えなくて立ち往生するぜ?だったら、いっそ俺と一緒に旅に出てみようぜ!」

「は??」

何を言っているのか最初は理解できなかった・・・しかし、冷静になれば良く分かった。

簡単に言うと俺と一緒にそんな未練捨てて旅に出ようという誘いだ。

そんなことを考えていたら黄昏からの目線に気付いた。俺が振り返れば「何を迷っている?」というような視線だ。

全く、こいつのは敵わない。俺より長生きしてる野生のドラゴンだから主人の心を見抜くのはたやすいのだろう。

「分かったよ。ついていけばいいんだな?」

「ついてきてくれるのか!」

あいつは、嬉しそうに表情を明るくした。

そのの姿に苦笑いを浮かべているがまんざら嫌いになれない俺もいた。

そんなこんなでその日は夜遅くまで起きた。

久々に楽しいと思った・・・・

 

こいつは厄介者だがお人よしで人を楽しませるのが好きなドラゴンバカ・・・

こんなやつと旅に出る・・・・正直、不安しかないがそれも仕方がない。

勘か言う・・・こいつとは長い付き合いになると・・・しかし、後悔はない。

 

 

 

俺は、次の日父と母、そして父のドラゴンが眠る海の見える小高い丘にある墓で二人と五匹に別れを告げて相棒の黄昏と学会からの卵・・・そして、クロトとすっぽんと共にアーティシアを離れた。

 

 

 

 

これから先に何があるかは彼らには分からない。

分かることは・・・楽しい旅になるということだけ・・・。